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青森の小学校旧校舎に木工「ブナコ」工場 カフェ併設、製作体験も

ブナコカフェ店内の様子。ブナコ製の照明を使う

ブナコカフェ店内の様子。ブナコ製の照明を使う

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 青森・西目屋の旧小学校の空き校舎に4月25日、「ブナコカフェ」(西目屋村田代稲元、TEL 0172-88-6604)と「ブナコ西目屋工場」がオープンした。

ブナコ製の照明を使った店内(関連画像)

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 ブナの木を材料にした木工品を製造販売するメーカー「ブナコ」(弘前市豊原)。同社の製品は厚さ約1ミリのテープ状のブナ材をコイル状に巻きつけ、手作業で立体物に成型していく独自製法を用い、国内外で高い評価を受けている。

 同社は西目屋村と共同し、西目屋小学校だった校舎を製造工場として改修。本社工場の一部を移転した。教室は製作の作業場として活用し、音楽室はブナコ製スピーカーを試聴できる部屋とし、給食室はカフェにリノベーションした。

 ブナコカフェの店内はブナコ製の照明を使い、店内中央にはインテリアデザイナーの故・内田繁さんがデザインした青森県の形をしたテーブルを置く。店舗面積は約27坪、席数は26席。同カフェの阿保史子さんは「外観は学校そのものだが、中に入るとまるで別世界といった(客の)反応がうれしい」と笑顔を見せる。

 メニューはレギュラーコーヒーやカフェラテ、ウインナコーヒー、アイスコーヒーフロートなどのコーヒーメニュー(500円~)のほか、アイスティー、ダージリンティー、アップルティーなどの紅茶メニュー(500円~)、リンゴジュース(400円~)をそろえる。「青森すりおろしリンゴのしっとりバウム」「青森窯出しアップルパイのバニラアイス添え」(以上600円)といったデザートメニューを用意するほか、日替わりパスタセット(980円)などの食事メニューを近日中に用意するという。

 併設する工場は見学自由で、24センチのボウル用巻き板を使ったブナコ製作体験も用意。参加料は8,640円で、完成品は後日郵送する(郵送料は別途)。同社の櫻庭真紀子さんは「空き校舎の活用は、天然資源を無駄なく使う弊社の理念に近い。ブナの原生林などを有する世界自然遺産『白神山地』の麓から世界に『ブナコ』を発信していきたい」と話す。

 営業時間は10時~17時30分。工場見学は8時30分~16時30分。

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