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弘前の菓子メーカーが「くじ付き花見まんじゅう」、さくらまつりで限定販売へ

佐藤製菓の佐藤力雄さん

佐藤製菓の佐藤力雄さん

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 弘前の菓子メーカー「佐藤製菓」(弘前市津賀野、TEL 0172-34-3356)が4月22日から、さくらまつりに合わせて企画した期間限定商品「プチ・お花見まん当て」を販売する。

弘前さくらまつり限定商品「プチ・お花見まん当て」

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 1952(昭和27)年創業の同店は、津軽地方に戦前から伝わるという、「当物(あてもの=くじ)」駄菓子「大王当て」「糸引」「イモ当て」などの製造販売を手掛ける。

 花見まんじゅうは、「弘前さくらまつり」の開催期間限定で20年以上前から販売している。くじ付きで販売するのは今回が初めて。

 「当物」に使うくじ台紙には閻魔(えんま)大王のイラストが描かれており、「津軽地方で知らない人はいない」といわれるほどの知名度を誇る。佐藤製菓の佐藤力雄さんによると、当物菓子を製造する会社は昭和40年ごろまでは津軽地方に数社あったというが、現在製造しているのは佐藤製菓のみ。津軽伝統の庶民文化を守り広めていきたいと、花見まんじゅうとくじを掛け合わせた新商品を企画したという。

 佐藤さんは「コンパクトで遊べて楽しい商品にした」と話す。味や見た目のアクセントに塩漬けの桜を添えた大小2種類の大きさの手作りまんじゅうに、14回引けるくじ台紙を封入する。

 佐藤さんは「毎年この時期に販売する花見まんじゅうを心待ちにしてくれる地元のリピーターに支えられてきた。これからは県外の人にもお花見まんじゅうやくじ付き駄菓子のことを知ってもらう活動にも力を入れたい」と意欲を見せる。

 さくらまつり期間中(4月22日~5月7日)、弘前公園内の物産館をはじめ、津軽藩ねぷた村(弘前市亀甲町)、弘前物産パルシー(弘前市表町)などで販売する。

 価格は11個入り=1,000円(準備数無くなり次第販売終了)。

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