弘前市公園緑地課が4月14日に発表した「第5回弘前公園さくら情報」によると、開花予想は前回の発表より1日早い4月21日となった。
弘前公園は東京ドーム10個分強に相当する約50万平方メートルの園地に桜の木が52種・約2600本あり、全国でも有数の花見スポットとなる。ゴールデンウイーク中に見頃を迎えることから、全国から多くの観光客が訪れる。
同課が3月17日に発表した1回目の開花予想では、園内の標準木は4月23日、満開は4月27日だったが、今回の発表では開花が2日早く、満開は1日早い予想となった。4月に入り気温が、平年よりやや高いことが原因としている。
園内各エリアの開花予報は外濠が4月20日、桜のトンネルが4月22日、満開はそれぞれ26日、28日。開花状況としては、北の郭にある子福桜は三分咲き、弘前城植物園のヤブザクラは一分咲き、十月桜は二分咲きとなる。
同課「チーム桜守」の橋場真紀子さんは「園内8カ所の桜で行った発芽調査では咲き具合は平年並みで、ウソの目立った食害もない。開花後の予報気温が平年並みか平年より低いため、100年目を迎える弘前さくらまつりの期間中は、桜を長く楽しめるのでは」と話す。
弘前さくらまつりは4月22日~5月7日。