青森県つがる市稲垣町の畑に3月17日、直径約2メートルの大きな穴が出現し、隕石(いんせき)落下跡ではないかと地元で話題を集めている。
穴の周囲は土が約6メートルに渡り散乱している。同畑を所有する小田桐明さんが雪下から盛り上がっている土を見付けたことがきっかけ。
明さんの孫の仁義さんによると今月12日早朝、「家が揺れるほどの振動があった」といい、当初は落雷ではないかと家族内で話題になったが、雪が溶け始めた同17日に穴を見つけて「隕石かもしれない」と考え始めたという。
明さんの話をきっかけに、市や地元警察機動隊が調査を始め、爆発物の可能性や落雷による穴ではないことが分かった。明さんの息子の賢一さんは「隕石の可能性が高くなった。隕石だとうれしい。2~3日の間に穴の中心部を掘ってみたい」と話す。
仁義さんは「隕石が自分の土地に落ちることは考えてもいなかった。宝くじに当たることより確率が低いかもしれない」と笑顔を見せる。