弘前在住の津軽笛奏者「佐藤ぶん太、」さんが3枚目のアルバム「津軽の風」を1月16日、リリースした。
津軽笛奏者・佐藤ぶん太さん、サードアルバムリリース(動画ニュース)
2012年に発売したアルバム「遥(はる)かなる空へ向かって」以来、5年ぶりとなる同アルバム。佐藤さんは9歳で横笛を始め、高校3年時に第48回青森県下登山囃子(はやし)奉納本大会で、史上2番目の若さで優勝。ねぷた囃子でギネス記録に挑戦したり、横笛奏者の日本一を決める「全日本横笛コンクール」を主催したりと、精力的に活動を行う。
ニューアルバムについて佐藤さんは「北海道や愛媛といった場所を訪れた際に感じたことを作曲活動に生かしていた。アルバムの1枚目は白神山地、2枚目は津軽から世界に飛び込む勢いをテーマにし、今作では世界各地で『津軽の風』を吹かしたいという意味を込めている」と話す。
1月24日には喫茶れもん(弘前市新寺町)で発売記念ライブを行った。レコーディングで共演したフラメンコギターの智詠さんやハンドパーカッションの熊本比呂志さん、ソプラノ歌手・吉永純子さんを招き、新曲を中心に全10曲を披露。演奏の合間には郷土芸能が衰退していく一方で津軽では笛吹きが減っていないことを紹介し、「津軽で実証している伝承方法で他エリアの郷土芸能にも波及していければ」と意気込みを話した。
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