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弘前のはるか夢球場、改修工事順調 6月には青森では29年ぶりのプロ野球

はるか夢球場の正面

はるか夢球場の正面

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 弘前市運動公園(弘前市豊田)内の「はるか夢球場」の改修工事が現在、プロ野球1軍公式戦開催に向けて進められている。

はるか夢球場の完成予想図

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 6月28日に「東北楽天ゴールデンイーグルス対オリックス・バファローズ」の対戦を予定している同公式戦。開催されると青森県内でプロ野球1軍の公式戦は29年ぶりとなる。

 誘致にあたり、同球場では2015年11月から改修工事に着手。観客席増設などの球場整備が必要となり、6700人だった収容人数を1万4800人まで増やす。現状の約3倍の明るさに照明設備を増強するほか、神宮球場の仕様を採用した人工芝を敷設する。

 「最大のポイントは岩木山をモチーフにしたバックネット裏のメインスタンド」と話すのは弘前市文化スポーツ振興課の総括主査で元プロ野球投手の今関勝さん。高さ25メートルはビル8階分の高さに相当し、山をイメージした三角の形をしている。「観客席はリンゴ箱の中に入ったリンゴをイメージし、さまざまな赤色の椅子を設置する」と話す。

 今関さんは自身の野球経験から人工芝や屋内外のブルペンの構築などの提案を行ったという。「子どもたちが野球を身近に感じられるような球場にしたい。散歩にも立ち寄れるような開かれたボールパークのような球場を目指す」と今関さんは意欲を見せる。

 球場の完成は6月上旬。6月17日から開催される東アジア杯ソフトボールが改修後、初の利用となる。

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