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弘前で石坂洋次郎没後30年イベント 長部日出雄さんが講演

「石坂洋次郎が夢みた青春」のチラシ

「石坂洋次郎が夢みた青春」のチラシ

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 弘前パークホテル(弘前市土手町)で10月2日、弘前出身の小説家・石坂洋次郎さん没後30年イベント「石坂洋次郎が夢みた青春」が行われる。

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 1900(明治33)年に弘前市代官町で生まれた石坂さんは、弘前高等女学校(現・弘前中央高校)などで教員として勤務する傍ら、小説「海を見に行く」を執筆。戦後、1947(昭和22)年には代表作「青い山脈」を発表し、同作は多くに映画化やテレビドラマ化された。

 当日は2部構成。1部では、弘前出身で直木賞作家の長部日出雄さんが「石坂洋次郎と日本の青春」をテーマに講演する。主催する弘前ペンクラブの齋藤三千政さんによると「当会主催の長部さんの講演は没後10年イベント以来」という。

 2部では、石坂さん原作で、石原裕次郎さんや吉永小百合さんらが出演した映画「若い人」を35ミリフィルムで上映する。齋藤さんは「吉永さんが演じる『江波恵子』は村上春樹が描く女性に通じる点が多い。現代と比較しながら鑑賞してもらえれば」と話す。

 命日となる同7日には貞昌寺(新寺町)で「石坂洋次郎を偲ぶ会」を開く。会費=500円。参加受付は同会事務局(TEL 0172-36-8858)まで。申し込み締切は10月4日。

 齋藤さんは「弘前には文化や文学を、次世代が先輩らの功績を称えて受け継いでいく風土がある。当イベントを通じて先輩たちの功績を見直し、次世代に伝えていければ。若い世代に来てほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は、1部=14時~、2部=15時45分~。入場料は、一般=500円、高校生以下無料。

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