弘前経済新聞の今年上半期PV(ページビュー)ランキングは、「弘前の老舗餅店が休業 「先代の味」再現する餅つき機故障、有力情報求む」が1位になった。
上位2つはインターネットで情報提供を呼び掛けるという記事で、SNSなどを中心に広がりアクセスを集めた。1位の記事となった「戸田うちわ餅店」は、現在すでに餅つき機の故障は直り、営業を再開。10位までのランキング記事の中で、弘前4大まつりの一つで今年も200万人以上が訪れたという「弘前さくらまつり」関連の記事がランクインしなかったことに、関係者も驚いている。
ランキングは今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位の記事は以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 弘前の老舗餅店が休業 「先代の味」再現する餅つき機故障、有力情報求む(4月8日)
2. 弘前の入院患者、難病の改善策をネットで募る 「後悔したくない」(4月20日)
3. 弘前で「自由すぎる」書道展、今年も 「名刀」「力士」「深海生物」などテーマに(3月24日)
4. 弘前で漫画「ふらいんぐうぃっち」の聖地巡礼、じわり人気に(5月11日)
5. 青森県警ツイッターの熊注意ツイート 「ほのぼのしている」とネットで話題に(6月3日)
6. 弘前市内で新店続々 弘前初や国登録有形文化財にカフェも(3月14日)
7. 弘前城ミス桜コンテスト開催 今年のグランプリは23歳会社員(4月11日)
8. 弘前ににぼし豚骨ラーメン店 高校時代の先輩と後輩が開業(2月17日)
9. 青森・西海岸で「ソフトクリーム街道」 13種のご当地ソフトクリーム(3月15日)
10. 弘前でエビラーメンの新店 父娘が二人三脚で切り盛り(3月30日)
3位にランクインした「自由すぎる書道展」は、小中学生を中心とした書道教室の生徒たちが書いた作品を展示した書道展で、「武士の名刀」「好きな力士」「深海生物」といったユニークなテーマが注目を集めた。同展は今年で6回目となり、主催した「日本教育書道会」桜風支部の三浦桜風さんは来年の開催にも意欲を見せていた。
4位以降のPVは僅差で、弘前を舞台にしたアニメ「ふらいんぐうぃっち」が放送されて舞台巡りをする「聖地巡礼」者が増えている記事(4位)、青森県警が発信する「ほのぼの」する熊注意ツイートを紹介した記事(5位)、春先にかけて弘前市内ではさまざまな業種の新店ができるという記事(6位)がランクインした。
10位以下では、11位で初めて「弘前さくらまつり」関連の記事があり、弘前公園で若い女性たちを中心に話題となった「ハート型」の桜の枝となった。