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青森・田舎館村で萌えフィギュア「いち姫」登場-村役場のプラモデルも

左が戦国時代の悲劇の姫君「いち姫」。右は現代に転生した「中辻いちこ」(青森限定発売)

左が戦国時代の悲劇の姫君「いち姫」。右は現代に転生した「中辻いちこ」(青森限定発売)

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 青森県田舎館村に工場があるソルテック(本社=東京都墨田区)は6月1日、同村役場の350分の1スケールプラモデルの予約販売を始めた。併せて、同村応援キャラ「いち姫」のミニフィギュア販売も始めた。

6月30日まで先行予約受け付け中の田舎館村役場の模型(左)と、いち姫・いちこのフィギュア(右)

 これまで精密機械の金型製作や工業彫刻を行ってきた同社が、ホビー部門で業務を展開するのは今回が初めて。村役場プラモデル開発に当たっては、長野県諏訪市に本社を置くピーエムオフィスエーの協力を得て同社スタッフが設計・デザインし、同村の工場で金型を製作した。

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 同社の小泉源一郎社長は「これまで培ってきた技術を生かし、一般市場に自社製品の販路開拓を考えていた」と話す。2012年6月の金型加工展示会の席上でピーエムオフィスエー関係者とあいさつを交わした際、「PLUM」のブランドで「諏訪姫」というキャラクターのフィギュアをはじめとしたプラモデルを製造・販売しているのを知ったことがきっかけ。「これだと思った」と小泉さん。

 その後、両社間で協議を重ね、役場のプラモデルキットと同時に、キャラクター商品の販売を行うことが決定。「田舎館村といえば田んぼアート。毎年たくさんの観光客が訪れるが、村ならではの土産がないことが課題となっていた。この企画により田んぼアートを訪れた人たちに、村の新しいイメージを与える商品を提供することができると考えている」という。

 「いち姫」のモデル「千徳於市」(せんとくおいち)は、戦国時代の武将、津軽和徳城主・小山内讃岐の娘で、田舎館城主・千徳政武の妻だった女性。於市の生家と婚家は後に津軽為信(弘前藩初代藩主)に攻め滅ぼされた。津軽統一後の戦没者供養の法会の席上、於市は亡夫に読経をささげた直後、忍ばせていた短刀で胸を突き自害したと伝えられている。

 役場の模型と「いち姫」のフィギュアは全国販売するが、青森県限定販売の「中辻いちこ」のフィギュアも同日から販売を開始。いちこは「いち姫」が現代に転生した17歳の女の子。親せきが営む田舎館村の和菓子店で和服を着てお手伝いしているという設定。悲劇的な運命をたどった「いち姫」」に、今度こそ幸せになってほしい、という願いが込められているという。

 同社では現在、村役場のプラモデルキットの予約を受け付けている。期限内の6月30日までは、先行予約限定特価で3,400円。これに「いち姫」フィギュアも合わせたセット予約は3,800円。出荷時期は7月下旬を予定。

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