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津軽ダムの「湛水実験」、最高水位216.3メートルに 24時間の越流始まる

「越流」を行う津軽ダム

「越流」を行う津軽ダム

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 津軽ダム工事事務所(中津軽郡西目屋、TEL 0172-85-3005)が4月18日、津軽ダムの水位が洪水時最高水位に到達したことを発表した。

満水状態の津軽白神湖

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 50年以上にわたり岩木川沿いの洪水被害の軽減やかんがい用水の補給などに貢献した「目屋ダム」の下流60メートルに建設中の「津軽ダム」。

 2014年8月にコンクリートの敷設を完了し、現在、実際にダム湖に水をためて基礎地盤や貯水池周辺の安全性などを確認する「試験湛水(たんすい)」を行っている。

 同事務所によると、洪水時最高水位である標高216.3メートルに達したのは同日15時。総貯水量は約1億4千万立方メートルで、東北地方で5番目に大きいダムという。今後は洪水時最高水位を24時間保持し、4月19日15時にゲート放流を行い、津軽白神湖の貯水位を徐々に低下させていく予定。

 同事務所の担当者は「ダム最上部の開口部分から水が流れる『越流(えつりゅう)』はまさに100年に一度しか見ることができない光景。現在、当ダムの展望所とダム湖ビューパークからその様子を見ることができる」と話す。

 問い合わせは同事務所まで。

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