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青森の学生らが「地元の魅力」伝える映像作品完成 ネットで公開、全てスマホで撮影

映像作品のワンシーン。フリー素材を駆使して作られた作品もあった

映像作品のワンシーン。フリー素材を駆使して作られた作品もあった

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 青森県が取り組む「AOMORI Media Labo.(あおもりメディア・ラボ)」の映像制作チームが3月24日、映像作品全10作品をネット上に公開した。

リンゴの剪定を体験し、インタビューする映像制作チームの学生

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 同作品制作は、県内の学生たちが青森県の魅力や暮らしの価値を情報発信する取り組みを支援する県の推進事業の一環。

 「紙媒体」「WEB媒体」「映像配信」の3コースでそれぞれ作成した情報を発信する。同事業には弘前大学生を中心に計48人が参加した。

 映像配信コースの活動は昨年11月6日から始まり、第1弾として、「竹浪酒造」(北津軽郡板柳町)社長の竹浪令晃さんと、「岩木山が見えるぶどう園」(弘前市一町田)園主の伊東竜太さんを取材。

 第2弾は、八戸せんべい汁をB級グルメとして広めた木村聡さん、「津軽ゆめりんごファーム」(弘前市小沢)社長の平井秀樹さん、階上町で「最後の食用羊」を生産する畜産農家の堰合(せきあい)さん、「弘前シードル工房kimori」(弘前市清水)社長の高橋哲史さんを取材し、それぞれの仕事に懸ける熱意とその姿をドキュメンタリータッチで3分~4分間の映像にまとめた。

 撮影は全て、学生個人のスマートフォンを使い、編集は無料動画編集ソフトを活用。学生らによると、撮影中にデータ容量が足りなくなったため自身の写真データを削除しながら撮影したり、モバイルバッテリーを持ち運んでいたが端子が合わず充電ができなかったりしたこともあったという。スマホを地面に落とし画面を割ってしまった学生もいた。

 弘前大学4年の畑山佳奈子さんは「青森生まれ青森育ちだが、例えば木村さんのように地元を盛り上げ、結果を出している人がいると、地方にいるからといって諦めなければいけないことはないと勇気をもらえた」と笑顔を見せる。

 各作品は現在、ユーチューブ、青森県ホームページで確認できる。

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