弘前で全日本プロレス特別興行 地元絵師が曙選手らに「特製ねぷた絵」寄贈も

試合後の懇親会でファンからの記念撮影に応じる秋山準選手

試合後の懇親会でファンからの記念撮影に応じる秋山準選手

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 青森県武道館(弘前市豊田)で11月1日、「全日本プロレスチャリティー弘前大会」が開催された。

ねぷた絵で描かれた曙選手の横断幕

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 三冠ヘビー級選手権や世界ジュニアヘビー級選手権試合といったタイトルマッチのほか全7試合、総勢22人のプロレスラーが出場した同大会。

 同市出身のプロレスラー・船木誠勝選手と旧常盤村出身のケンドー・カシン選手が初めてタッグを組んだスペシャルマッチでは、場外乱闘となった際、観戦に訪れていた葛西憲之弘前市長が両選手に加勢する一幕もあり、会場は盛り上がった。

 試合後の懇親会では同市のファンら約160人が集まり、出場した選手たちと交流した。ねぷた絵師・木村邦仙さんは選手らの似顔絵をねぷた絵で描いた横断幕を全日本プロレスに寄贈。「似顔絵でもなく、ねぷた絵として表現するところにこだわった」と木村さん。「めったにないチャンスをいただいて光栄」と笑顔を見せる。

 鈴木鼓太郎選手のファンだという同市内に住む小学3年生の成田憧馬君は、最初に鈴木選手からサインをもらい満足げな表情を見せていた。成田君は5歳のころからプロレスが好きになり、すでに数えきれないほど試合を観戦しているという。「今日は曙選手を応援していたけど負けて悔しかった。将来は曙選手のようなプロレスラーになりたい」と夢を語っていた。

 企画した弘前「プロレスのチカラ」実行委員会の三上義春さんは「約2300人の来場者があり、本当に感謝している。今大会をきっかけに、毎年同様の大会を続けていければ」と意欲を見せる。

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