弘前さくらまつりの期間中、ボランティアガイド「路地裏探偵団」によるオプションツアー「夜桜探偵団」が今年も開催されている。主催は弘前観光コンベンション協会。
ライトアップされた日本一幹の太いソメイヨシノ。多くの花見客たちが記念写真を撮影
路地裏探偵団は、定番の観光スポットから外れた路地裏を巡りつつ、地元市民でも知らないような弘前を案内する「夕暮れ路地裏散歩」というまち歩きガイドを実施している。近年では地域活性の参考にと、全国各地の自治体関係者が視察に訪れることも多い。
同団のメンバーが、弘前さくらまつりの開催期間中に限定で実施している「夜桜探偵団」は4年前に始まった。当初は知名度も低く参加者も少なかったが、今年はネットの問い合わせで、北は北海道から南は長崎まで全国から申し込みがあるという。
5月1日には、神奈川県から総勢50人の観光客が、この夜桜探偵団に参加。過去最大級の参加者に、探偵団も9人のメンバーを4つの班に分けて夜の弘前公園をガイドした。
「桜切るばか 梅切らぬばか、と言いますが、弘前の桜が日本一と呼ばれるようになったのは、桜を切ったことに理由がある」など、ガイドするメンバーは各自が軽妙なトークで場を盛り上げる。「ガイドしてくれたライライさんの話がとても上手で、タレントさんなのかと思った。ファンになってしまいそう」と話すのは鎌倉から来たという主婦。「明日の日中も桜を見に来るが、今日教えてもらったことを忘れずに園内を見て回る。ライライさんが勧めてくれたいろいろな屋台の食べ物もおいしそうで、何を食べようか迷ってしまう」とも。
問い合わせは同協会まで。