
ホテル「irigo APARTMENT HOTEL HIROSAKI(イリゴアパートメントホテル弘前)」(弘前市南瓦ケ町)が4月12日、オープンする。事業主は「大川地建」(城東4)。企画・デザインはクロックアップ(青森市)。
1987(昭和62)年に建てられた築38年のアパートのうち空室となっていた2階部分をリノベーションした同ホテル。1階にはセレクトショップ「slowpoke(スローポーク)」が入居する。3階には現在も居住者が残る。「イリゴ」は家主の屋号。
コンセプトは「暮らすように滞在する」。宿泊料金は1人1泊5,000円~1万5,000円。同社社長の大川誠さんは「リフォーム案やマンスリーマンションとしての活用案があったが、弘前の風土を感じられるようなホテルをつくる案に決めた。立地が弘前の中心市街だったことが決め手の一つ」と明かす。
客室数は13室で、面積は17~19平方メートル。シャワールームとトイレ、簡易キッチンを備える。共用スペースにはランドリーのほか調理器具を備えるキッチンを設けた。チェックインには二次元コードを使う。無人対応。大川さんは「周辺には個性的な店が多く、旅行者に対して回遊の提案や非日常を体験できる滞在型ホテルを提案していきたい。宿泊者同士が交流できたり、より地域と交流できたりするような宿泊施設にしたい」と話す。