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津軽尾上駅近くにラーメン店「おのまつ」 カメラマンから転身した店主

店主の小野辰皓さん

店主の小野辰皓さん

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 ラーメン店「中華そば おのまつ」(平川市尾上栄松)が1月20日、津軽尾上駅近くにオープンした。

おのまつの中華そば

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 煮干しベースの中華そば(並=550円、大=650円)のみを提供する同店。店主の小野辰皓さんは弘前から平川に移住し、総菜店「おかずや」跡を住居兼店舗にした。

 小野さんは料理好きで、将来は自分で飲食店を持つことを夢見ていたという。前職はカメラマン。田村写真館(弘前市元寺町)に勤めていたが、転機が訪れたのは、同物件を知ったことから。「尾上中学校の卒業アルバムの撮影を約10年にわたって担当したことがあり、知り合いが多く縁のある場所だった」と小野さん。オープン初日からかつての被写体だった生徒たちが訪れたり、雪かきをしていると先生が声をかけてきたりしたこともあったという。

 中華そばは、調理師だった父からラーメンのレシピを教わり、低価格でも提供できるようにアレンジしたという。「学校帰りの子どもたちでも食べられるような価格にした」と小野さん。店内に煮干しのだし割りを用意し、スープの味が調整できる。

 店舗面積は7.5坪。席数は13席。総菜を販売していた棚などはそのまま残し、小野さんの趣味で集めた漫画本などを並べた。総菜店で使われていたという調理機器がそのまま残っていたことも出店を決意した理由の一つになっているという。

 小野さんは「10年関わった尾上という地に出店できたことも何かの縁。地域に根付いた細く長く続く店にしたい」と話す。

 営業時間は、11時~14時、17時~20時。水曜定休。

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