古着イベント「Efestival(いいフェス)」が11月30日・12月1日、弘前市民中央広場(弘前市民中央広場)で開催される。
古着を回収・提供する循環を、地域内で生み出すことを目的にした初のイベント。会場でアンケートに答えた人は古着を1着、古着を提供した人は古着を3着まで持ち帰ることができる。
企画したのは弘前大学4年生の医学生3人。実行委員会代表の堤腰俊吾さんは京都出身で、大学進学で弘前に住み始めた。「弘前の人が温かく見守ってくれたおかげで実現できるイベント。衣類ゴミを減らし、新しいムーブメントを生み出せるようなイベントにしたい」と堤腰さん。
堤腰さんは2022年秋ころから、古着のネット販売を始め、業務の一部を地元の就労継続支援A型事業所に依頼したことから、地域内でリユースに関連するさまざまな循環に関心を持つようになったという。古着イベントは1年くらい前から考えるようになり、今年7月には地元スーパーで古着の回収イベントを開催。古着の回収に手応えがあったことから、3人の人海戦術で同イベントの開催にこぎ着けた。
会場内では、30店以上のキッチンカーが出店。秋田やむつからの出店もあり、フードやスイーツ、ハンドメード雑貨、似顔絵、古着の販売を行うほか、古着を使ったしおり作りなどの子ども向けワークショップも行う。公園内には古着搬入のための臨時駐車場を設ける。
堤腰さんは「汚れやダメージのある古着を組み合わせてアップサイクルした古着も展示する。エコ活動やエシカル消費の考えが身近に感じられるようなイベントとして成長させていきたい」と意欲を見せる。
開催時間は10時~16時。入場無料。