一棟貸しの簡易宿泊施設「英国貴族の館アグリインホリデー」が現在、1億1,500万円で売りに出されている。
弘前生まれで東京からUターンした渡邉廣一さんが2003(平成15)年、岩木山を眺めることができる8587平方メートルの農地で農業を営むための家として建てた。海外の別荘をイメージした建物は、米国人建築家が設計した。1階にはリビング、ダイニングキッチンと和室、2階にはベットルームが3部屋ある。同年には宿泊施設として営業を始め、利用客はほとんどが海外からという。2015(平成27)年からは宿泊客がいない時間に農家カフェを営業している。
渡邉さんは「70歳となり、第二の人生を考えるようになった。行きたい国もたくさんあり、元気なうちに活用してもらえるような人に明け渡したいと思った」と経緯を話す。購入者が宿泊施設として営業を続ける場合は、渡邉さんが営業のノウハウやマーケティングについて教える。農地の取得には農業委員会などへの許可が必要となる。
問い合わせは渡邉さん(TEL 090-3134-6566)まで。