弘前交響楽団が7月14日、「2024サマーコンサート」を弘前市民会館大ホール(弘前市下白銀町)で開催する。
1988(昭和63)年結成で、弘前に活動拠点を置く同楽団。現在は約80人が在籍し、1年に2回、「定期演奏会」と「サマーコンサート」を開いている。「サマーコンサート」は毎回なじみのある楽曲をテーマに2部構成で演奏を披露する。今回のテーマは「ジャポニズム」と「魔女の宅急便」。
「日本」をオーケストラで表現するというジャポニズム(の部)では、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」のメインテーマや映画「SAYURI」のテーマ曲などを演奏する。「管弦楽のための抒情的『祭』」は、作曲家・伊藤康英さんが「日本の民謡を取り入れた新たな音楽」という依頼を受け、海上自衛隊大湊音楽隊の定期演奏会のために作曲したもので、津軽あいや節や弘前ねぷたの笛や太鼓の音などが使われているという。
「魔女の宅急便」は、1989(平成元)年にスタジオジブリが制作したアニメーション映画。今回は2019年に作曲家・久石譲さんと新日本フィルハーモニー交響楽団がコンサートで初演した交響組曲の楽譜を使って演奏する。演奏時間は約25分。同団団長の西沢勝則さんによると、オーケストラとして普段は使われない楽器で作品の世界観を再現するという。
西沢さんは「オーケストラの生演奏を楽しんでもらおうと企画した。子どもから大人までなじみのある曲を選んだので、楽しみに足を運んでもらえたら」と話す。
13時開場、14時開演。入場料は、一般=1,000円、中・高校生=500円、小学生以下無料(要保護者同伴)。