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青森で今年も雪女コンテスト開催-即興芝居で雪女を演じる

「しがま女房」という雪女伝説を元に出演者は雪女を演じる。「しがま」とは津軽弁で「つらら」の意味

「しがま女房」という雪女伝説を元に出演者は雪女を演じる。「しがま」とは津軽弁で「つらら」の意味

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 中世の館(青森市浪岡)で2月14日、「第4回雪女コンテスト」が開催された。

優秀賞を受賞した本間正子さん(大人の部)と一戸杏之くん・丈真くんの兄弟(子どもの部)

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 一般公募の参加者が雪女を演じ、即興芝居を行う同コンテスト。津軽地方に伝わる「しがま女房」という雪女伝説を元に、「マタギの家に泊めさせてもらう」「お風呂を勧められるが断る」の2つのシーンのみは指定されるが、展開は自由で、出演者の発想力と演技力が試される。

 昨年は、お笑い芸人の椿鬼奴さんと鳥居みゆきさんがサプライズ出場し、テレビ番組「ナニコレ珍百景」(テレビ朝日系列)にも紹介され、話題を呼んだ。今年出場した11人は全員が一般参加者で、初出場だという。「妖怪ウォッチ」をテーマにしたものや就職相談に訪れた雪女など、さまざまな寸劇を披露し、会場を盛り上げた。

 子どもの部で優秀賞を受賞した一戸杏之くんと丈真くんは、兄弟での出場。映画「アナと雪の女王」のキャラクターに扮(ふん)した衣装とピアノの弾き語りを織り交ぜた。大人の部では、同市内の本間正子さんが優勝。「3年前に旦那を亡くした」という雪女がマタギに結婚を持ちかけるという展開に、会場は笑いに包まれた。

 主催するNPO婆娑羅凡人舎(ばさらぼんどしゃ)の太田博さんは「雪女コンテストは26回目を迎えたやぶこき大会の前夜祭として始めたが、冬のイベントとして定着してきた。今後も盛り上がっていければ」と話す。

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