青森県西目屋村産のリンゴが2月14日、カタール国・ドーハにある日本大使館に納品された。
ドーハのカタール日本大使館に西目屋村産リンゴを届けるため訪問中の関和典村長。後ろの写真は、同国国家元首タミーム首長の肖像
リンゴにはカタール国旗の絵が表面に描かれている。リンゴは生育途中において日光に当たった部分だけが赤くなるため、この特徴を生かして表面に絵が描かれたシールを貼り、着色させる。世界自然遺産・白神山地の玄関口にある同村のリンゴをPRすることで、日本への関心を深める狙いがある。
納品には、関和典村長自らがドーハを訪問。関村長は「世界遺産・白神山地のリンゴという形でストーリー化ができれば、西目屋村への海外からの関心が深まると考えている。日本とカタールの国際交流に西目屋村も役立つことができればうれしい」と話す。
東京のレストラングループ「COVA JAPAN」の協力で実施となった。同グループは2012年から都内で展開するレストランに同村の農産物を使用している。ドーハには「JUNKO Sushi&Japanese Dinning」という和食レストランを出店しており、現地での日本文化への関心が高いことに注目したことがきっかけとなった。
関村長以下関係者は16日にはフランス・パリのユネスコ本部を訪問する予定。