弘前公園を管理する弘前市公園緑地課(弘前市下白銀町)が3月1日、園内の桜の開花予想を発表した。
北の廓(くるわ)にある標準木の花芽の状況を確認し、独自の計算式で算出している。同課が予想を発表するのは今季初で、標準木の開花を平年より6日早い4月16日と予想。外堀は4月13日で桜のトンネルは4月17日。満開になるのは4月21日か22日と予想する。
チーム桜守の橋場真紀子さんは「開花予想の参考にしているマルバマンサクが2月20日に開花したため、開花予想の発表も例年より早くした。3月下旬から4月上旬までの気温に大きく影響するため、今後も気温の推移と花芽を注視して、開花予想を発表していきたい」と話す。次回の開花予想発表は3月8日。
弘前公園の桜は例年、ゴールデンウイークに見頃を迎えることから、日常会話の中で話題になるほど市民の関心が高い。弘前在住の50代女性は「年配の農家から、今年の春は遅くなると聞いた。開花が3月下旬や4月上旬になるようなうわさもあったが、思ったより遅くなった」と話す。30代男性は「年々早くなっているので、今年ももっと早まりそう」と話す。
弘前さくらまつりは今年、通常より会期を4日早めて4月19日~5月5日に開催する。