弘前市と函館市の観光キャンペーン「ひろはこ」と連携する初音ミク派生キャラクター「桜ミク」の新イラストが2月26日、発表された。

遅咲きの桜「関山」を背景にした桜ミク

　桜ミクと連携し、4月13日～5月31日に行われる「ひろはこ 春の観光キャンペーン」では両市の観光施設などにコラボポスターの掲示やフォトスポットパネルなどを設置する。昨年に引き続き、テーマソングや桜ミクの音声による歓迎アナウンスも制作する。

　今回発表した桜ミクのメインビジュアルは和装で、弘前市を舞台にしたビジュアルは弘前城天守を、同じく函館市は箱館奉行所を、それぞれ背景にしている。イラストを担当したのはiXima（いくしま）さん。弘前観光コンベンション協会事務局長の白戸大吾さんは「インバウンド（訪日客）を意識して日本らしさをPRするため、和装の桜ミクをお願いした」と話す。

　着物のデザインは、弘前は「ねぷた」をイメージした扇型や天の川（漢雲）を柄とし、函館は五稜郭をイメージした星型となった。メインビジュアルのほか、両市それぞれ2枚ずつのビジュアル合わせて4枚、観光コンテンツと一緒に描かれたデフォルメキャラクター6枚を用意した。

　イラストレーター「ちょん＊」さんが担当したビジュアルは遅咲きの桜「関山」を背景にしている。白戸さんは「弘前公園には52種類約2600本の桜があり、ソメイヨシノだけではなく遅咲きの桜のほか、いずれも散ってから楽しめる花吹雪と花いかだもある。弘前の桜は見るタイミングや場所でさまざまな楽しみ方があることを発信していきたい」と意欲を見せる。