「ストリートファイター2」と青森がコラボした「AOMORIFIGHTER Ⅱ軽(つがる)」が12月中旬以降、販売される。
架空のゲーム「AOMORIFIGHTER Ⅱ軽(つがる)」のメインビジュアル
全国各地とコラボし、「お土産(スーベニア)」の企画開発・販売を行うプロダクトブランド「SUGOMONO(スゴモノ) JAPAN」が企画する第4弾商品。昨年6月にリリースした第1弾では、青森の伝統工芸「津軽こぎん刺し」と遮光器土偶のスーベニアジャケットを製作した。
今回の企画では、カプコンの人気格闘ゲーム「ストリートファイター2」を、青森県つがる市の亀ヶ岡から出土した遮光器土偶や、「津軽こぎん刺し」「南部菱刺し」とコラボさせた全4種のスーベニアTシャツを用意する。
目玉は、遮光器土偶の形をしたJR五能線木造(きづくり)駅前で戦う主人公キャラクター「リュウ」と「ケン」をドット職人によって再現したTシャツ。ゲーム中で最も使われる技「波動拳」を、津軽こぎん刺しと南部菱刺しで表現し、糸の立体感が出るようにプリントしたTシャツも用意する。
クリエーティブディレクターの鳥越智志さんは「ストリートファイターを使ったコラボは他府県とも検討したが、木造駅の迫力が頭から離れず、遮光器土偶を軸とした企画にまとめることにした。前回の企画で製作した、津軽こぎん刺しがすばらしく、ストリートファイターという世界的なコンテンツとのコラボで、より多くの人に知ってもらえる機会になればと、再度打診した」と話す。
同企画には、満開の弘前城の桜を歩くキャラクター「サクラ」やねぷた絵で描かれたキャラクター「ザンギエフ」、防雪柵と岩木山ステージといったアイデアがあったという。鳥越さんは「青森には数多くの魅力がまだまだある。コラボグッズにとどまらず、多彩な伝統文化の魅力を少しでも届けるお手伝いができれば」と笑顔を見せる。
価格は各8,800円で受注販売。販売サイト「ドワンゴJPストア」や「STREET FIGHTER COLLABORATION」などで取り扱う。