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弘前の「なひゃんず食堂」が営業再開 2カ月の休業、支援に感謝

なひゃんず食堂と店主の川口和哉さん

なひゃんず食堂と店主の川口和哉さん

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 「なひゃんず食堂」(弘前市南横町、TEL 0172-55-8044)が11月6日、営業を再開した。

看板メニューの唐揚げの入った「なひゃんずラーメン」

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 ラーメンや定食を提供するすし店の居抜き物件を活用した同店。店主の川口和哉さんはこれまで、スポーツバーを経営したり、バスケットボールクラブ「弘前レイドバックス」を立ち上げたりしてきた。「なひゃんず」は津軽言葉で「何をしているの?」を意味する。「笑われても面白いことを常にやっていたいから名付けた店名」と川口さん。

 同店は今年8月11日にオープンしたが、同15日に設備トラブルで休業を余儀なくされた。川口さんは「プレオープン時から多くのお客さまに来てもらい、これからという時だったので、さすがに『なひゃんず』と落ち込んだ」と振り返る。

 休業中、何かせずにはいられなかったという川口さんは、系列店「居酒屋ふみぞう」(鍛冶町)で弁当販売を行い、「営業再開」を目標に掲げたクラウドファンディングを個人で準備。ユーチューブやSNSを活用して呼びかけたところ、130万円以上の支援金が寄せられたという。当初30万円を目標としていた川口さんは「心強かった」と振り返る。

 店舗面積は25坪、席数は、カウンター席6席、座敷席16~24席。メニューは、「なひゃんずラーメン」(880円)、「学生限定なひゃんずラーメン」(780円)をはじめ、唐揚げ定食(850円)、「サーモンごま漬け定食」(1,000円)などの定食を用意。テイクアウトにも対応する。夜は予約のみの営業で、8品・飲み放題コース(5,000円)を用意する。

 「営業再開に当たり、多くの支援や温かく見守っていただいたる常連客に感謝したい」と川口さん。「仲間たちが集まり、楽しくできる場にしたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~14時30分。土曜・日曜・祝日定休。

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