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弘前にシンプルな中華そば店「まる美」 交流が生まれる店目指す

店主の石岡由紀さん

店主の石岡由紀さん

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 ラーメン店「中華そば まる美」(弘前市門外)がオープンして1カ月がたった。

「まる美」の中華そば

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 2021年に閉店したプレハブ造りの「門外(かどげ)四丁目食堂」跡に出店した「まる美」。店主・石岡由紀さんの「老若男女が食べられるシンプルなラーメンを提供したい」という思いから、どちらも自家製麺で、煮干しでだしを取る中華そばと3種のみそをブレンドしたみそラーメンを2本柱に据える。

 石岡さんは九州のちゃんぽん専門店で働いた後、24歳で弘前に帰郷。シティーホテルのオープンニングに関わった後、独立した。弘前で飲食店を経営していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、店を全て閉めた。「コロナ期間中は充電していた」と石岡さん。「実は店を始めたことをまだ家族に話していない」と笑顔を見せる。

 店舗面積は7.5坪、席数は、カウンター=7席、テーブル=4席。以前のプレハブ店舗の大きさを半分し、内装はできる限り石岡さん自身で行った。接客がしやすいようにカウンターテーブルは低くした。

 オープン日を1月28日としているが、実際はプレオープンだったという石岡さん。業務用ゆで麺機など機材の到着が遅れて間に合いそうになかったため、プレオープンという形で営業を始めたところ、口コミや地元インフルエンサーなどが紹介したことから客足が増えていったという。「もはやプレオープン日がオープン日になった」と石岡さん。遅れていた機材は現在、全てそろっているという。

 メニューは、中華そば(中=580円、大=680円)、みそラーメン(中=680円、大=780円)、ご飯(中=100円、大=200円)など。味玉(100円)、チャーシュー(200円)、ネギ(150円)などのトッピングメニューを用意する。1杯ラーメンを注文すれば、おにぎりや弁当を持ち込めるようにした。

 オープンから1カ月がたちオペレーションにも慣れ、カレー(580円、ミニサイズ=220円)といったメニューを追加できるような余裕もできた。石岡さんは「リピーターとなってくれた近所の人もいて、『また来てくれたの?』といった会話をする。そんなお客さまとの交流が気軽に生まれるようなお店にしていきたい」と話す。

 営業時間は11時~16時。水曜定休。

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