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津軽弁のライトノベル「じょっぱれアオモリの星」が書籍化 ツイッターきっかけに

「じょっぱれアオモリの星」の表紙。背景には弘前城やねぶたが描かれている(C)佐々木鏡石・福きつね/KADOKAWA

「じょっぱれアオモリの星」の表紙。背景には弘前城やねぶたが描かれている(C)佐々木鏡石・福きつね/KADOKAWA

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 津軽弁を話す主人公のライトノベル「じょっぱれアオモリの星 おらこんな都会いやだ」が12月28日、発売された。

津軽弁の目次

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 「異世界アオモリファンタジー」と銘打ち、津軽弁を話す主人公オーリン・ジョナゴールドが仮想の東北地方を冒険するライトノベル。作者の佐々木鏡石(きょうせき)さんは岩手在住の兼業農家。津軽弁には家族の影響で、幼い頃から慣れ親しんでいたという。

 佐々木さんによると、同作は投稿サイト「小説家になろう」で2021年6月から約1カ月だけ投稿していた作品。人気が伸び悩んだため、一時は打ち切ったという。「今年1月、ツイッターユーザーの投稿をきっかけに話題を集め、小説家デビューできた」と話す。

 出版元のKADOKAWAスニーカー文庫編集担当者は「ネットで話題を集めていたことで作品を知り、タイトルや目次・物語の冒頭一話で大爆笑した。津軽弁をパロディネタのみならず主人公の冒険の目的に組み込み、物語を展開する巧みさにうならされたことが書籍化の打診につながった」と話す。

 発行にあたり、津軽弁を弘前大学の「弘大×AI×津軽弁プロジェクト」が監修したほか、弘前出身の声優・今井文也さんが主人公の声を担当したPV(プロモーションビデオ)をユーチューブに公開した。

 佐々木さんは「青森から多くの恩恵を受けている作品で、書籍化によって何らかを青森に還元できれば」と話す。編集担当者は「ご当地ネタが随所に盛り込まれている作品。冒険ファンタジーという本編の面白さとともにご当地あるあるネタを発見してクスッと笑ってもらえれば」と話す。

 価格は726円。発売に当たり、青森県内の書店15店で佐々木さんの書き下ろしショートショートを限定配布する。

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