観光ボランティアガイド団体「弘前路地裏探偵団」が、12月25日に青森国際ホテル(青森市新町)で開催された青森おもてなしアワード2014で、青森県知事賞を受賞した。
同アワードは青森県観光国際戦略局観光企画課の主催するもので、今回が第1回となる。県外から訪れた人に「来てよかった」と思ってもらえる「おもてなし運動」に取り組んでいる個人・宿泊施設・観光施設・その他企業などを対象に、各地域の特徴をどれだけ生かしているかが評価される。今回は自薦・他薦含め55の個人・団体がエントリーした中で、同団が最高の栄誉を受けた。
2010年の結成以来、弘前の市内を「街歩き観光」というスタイルで紹介する同団。メジャーな観光施設・名所ではなく、地元の生活に密着した路地裏を通して地域の文化や歴史を見直す活動も行う。現在は県内各地域で街歩き観光の推進にも協力している。
団長・鹿田智嵩さんは「2014年は11月の時点で、昨年のツアー申込者総数600人を突破し、700人に達している。函館市でものれん分けの団体が生まれるなど、手応えを感じている」と話す。「このような名誉ある賞を受け、ガイドとして参加するメンバーのモチベーション向上につながるはず。これを励みに今後も、弘前市を訪れた観光客の皆さんに楽しんでもらえるようガイド活動に努めたい」とも。