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大鰐温泉もやし豆ポタージュ、販売へ コロナ禍で飲食店が開発

大鰐温泉もやしポタージュスープ

大鰐温泉もやしポタージュスープ

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 青森・大鰐のレストラン「WANY(ワニー)」(TEL 0172-49-1082)が3月19日、大鰐温泉もやしを使った「大鰐温泉もやし豆ポタージュ」の販売を始める。

パッケージには弘前藩3代藩主・津軽信義のイメージイラストを載せる

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 「大鰐温泉もやし」は大鰐に400年以上前からあるという冬の伝統野菜。長さが30センチほどあることが特徴で、温泉熱と温泉水のみを使う独特の栽培方法で受け継がれている。

 「大鰐温泉もやし豆ポタージュ」は大鰐温泉もやしの「豆」の部分だけを使い、マルシチ津軽味噌?油(みそしょうゆ、南津軽郡大鰐町)のみそを使う。ワニー店主の永沢雅寿さんは「大きく育たなかった大鰐温泉もやしは規格外として、半分ははじかれる。スープは規格外のもやしを原料にし、地元住民と協力して仕分けした物を使っている」と話す。

 商品開発は1年前から行い、試行を重ねたという。「大鰐温泉もやしが持つ繊維は裏ごしで工夫して取り除き、独特の土の風味は残すようにこだわった」と永沢さん。「スープのレトルト加工には青森ワイナリーホテル(南津軽郡大鰐町)に協力を依頼した。まさにオール大鰐産」とも。

 永沢さんは弘前でファミリーレストランの先駆者だった「ポニー」店主の息子。幼少期に店を手伝い、同店のメニューは「ポニー」のレシピが生かされているという。永沢さんは「本来は店で食べてほしいがコロナ禍ではかなわないこともある。自宅で大鰐を感じてもらえるとうれしい」と笑顔を見せる。

 価格は500円(150グラム)。産直施設「鰐come」などで販売する。

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