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弘前に焼き肉店「肉乃吉祥苑」 居酒屋からの業種変更

「肉乃吉祥苑」スタッフ。左から2番目が店長の奈良岡学さん

「肉乃吉祥苑」スタッフ。左から2番目が店長の奈良岡学さん

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 弘前市早稲田に8月30日、焼き肉専門店「肉乃吉祥苑(にくのきっしょうえん)」(TEL 0172-88-5929)がオープンした。

提供方法にもこだわっている「肉乃玉手箱」

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 7月17日に閉店した居酒屋「きはちらくはち 城東店」跡地に出店。運営母体が秋田の飲食グループ店「元氣(き)屋」(秋田県北秋田市)となり、10人の従業員をそのまま引き継いだ。

 店長の奈良岡学さんは「きはちらくはち 城東店」でも店長を務めていた。「13年前にアルバイトから始めて2年前に店長となったが、新型コロナウイルスがまん延した自粛ムードの中での店長経験は大変だった」と奈良岡さん。

 「きはちらくはち 城東店」の閉店は今年5月に決定したが、焼き肉店への業種変更は7月の閉店間際に決まったという。閉店後は「元氣屋」グループの焼き肉店でスタッフたちと共に研修を受けた。奈良岡さんは「食材の扱い方などの基本的なことは同じだが、肉の切り方やオペレーションに大きな違いがあり、一から勉強のし直しだった」と話す。

 店内は和のテイストに改装した。個室の目隠しに使うのれんは、スタッフたちが古着を裁断して作った。天井には和傘を設置し、壁紙は張り替え、ダクトは黒く塗って高級感を演出。店舗面積は約45坪、席数は90席。

 メニューは、3,000円、5,800円、6,800円の3つのコースを用意。肉の盛り合わせメニュー「肉乃玉手箱」や「天国への階段盛り」(以上5,000円)は器や提供方法にこだわり、黒毛和牛は宮崎尾崎牛を使う。そのほか豚肉は「TOKYO X」、鶏肉は比内地鶏を使用。ラーメン(580円~)やランチメニュー(680円~)も提供する。

 奈良岡さんは「人を良くすると書いて『食』。この言葉が好きで飲食業を続けている。焼き肉にはお客さまが調理して自分好みに仕上げる楽しみ方がある。店の雰囲気や肉が焼ける音や香りなども含め、楽しんでもらえるような場を提供していきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は平日=11時30分~15時、17時~23時。土曜・日曜・祝日=11時~23時。ラストオーダーは30分前。

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