青森・藤崎のまち歩き団体「ふじさんぽの会」が7月31日、リンゴ農家体験ツアー「りんご農家の美味(おい)しい休日」モニター体験会を行った。
藤崎町はリンゴの品種「ふじ」発祥の地で、体験会はふじの誕生物語を聞きながらリンゴ畑を散策し、農業体験もできるというもの。収穫したリンゴを使った搾りたてジュースの飲み比べや地域で親しまれているホルモン焼き体験を行った。
飲食体験だけでなく、農薬を散布する農業車「スピードスプレーヤー」の体験乗車や手押し車にリンゴのコンテナを積み競争するといったゲームを行い、参加者らは最後まで楽しんだ。
参加した藤崎町の地域おこし協力隊員・笠原綾子さんと鎌田いずみさんは「都心にいたら体験できない。リンゴ農家にとって園地は働く場所だから、楽しむ場所にする発想がおもしろい」と笑顔を見せる。合同会社南部どきの根市大樹さんは「何を体験させるかよりも、運営者側がどういう思いでやっているのかが大事。主催者側のおもてなしの気持ちがよく伝わってくるので、何を体験しても、参加者にとっては楽しいものになるのでは」と話す。
同ツアーは東北デスティネーションキャンペーンの特別企画として9月18日~20日に開催される。参加費は7,000円(1人での申し込みは7,500円)。