弘果弘前中央青果(弘前市末広)で11月8日、岩崎農園の絵入りリンゴの競りが行われた。
同園の岩崎智里さんが作った絵入りリンゴは、陸奥やスタークジャンボといった赤くなりやすく大きな品種に干支(えと)や七福神などのイラストを入れる。毎年縁起物として人気が高く、10万円近くで取引される。今年は250点が出品された。
絵入りリンゴは、イラストの入ったシールをリンゴの表面に貼って作られる。リンゴは太陽が当たった部分だけが赤くなるため、赤くなる前にシールを貼り、着色させることでイラスト入りのリンゴが完成する。岩崎さんの父・博夫さんの代から続いており、現在は姉の村田祐子さんがイラストを描いている。
「今年も全て買っていただき、大変ありがたい」と岩崎さん。七福神のイラストが描かれたリンゴは7万円で競り落とされ、宝船に25個の絵入りリンゴが載ったセットは最高値の10万円となった。