写真展「“A”Life」が11月27日、「弘前オランド ギャラリースペース」(弘前市百石町)で始まる。
弘前で活動する写真家4人が「コロナ禍における街」をテーマに、弘前を中心とした津軽エリアのスナップショットなど58枚を展示する。企画した小田桐啓太さんは「今の街並みや人々の様子を写真展という形で残したかった」と話す。
出展者の間形弘さんは、新型コロナウイルスによって変化した社会を風刺した写真を作り込んで撮影したという。「人それぞれ解釈で受け止めてもらえれば」と間形さん。
渡部芳宏さんは8月~10月で撮影したスナップ写真を展示する。「必然的にマスク姿やソーシャルディスタンスを取る人の様子が撮れた」と渡部さん。「リンゴ農家の皆さんはマスクを付けずに作農作業をしていたことが印象的だった」とも。
mirokuさんは新型コロナウイルスをテーマにストーリー仕立てに写真を並べた。「未来に少し希望を持てるような展開にした」と笑顔を見せる。
小田桐さんは「イベントは中止や延期で、自粛にも疲れている人が多い。あえて今開催することで、少しでも気持ちを晴らすことができれば」と話す。
期間中、出展写真家の在廊を予定する。入場の際は検温と消毒、マスク着用を呼び掛ける。
開催時間は12時~18時。入場無料。11月29日まで。