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弘前の日本料理店「翠明荘」閉店へ 文化財の一般公開も

日本庭園から見た翠明荘(写真提供:ムジコ・クリエイト)

日本庭園から見た翠明荘(写真提供:ムジコ・クリエイト)

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 弘前公園近くにある日本料理店「翠明荘(すいめいそう)」(弘前市元寺町)が9月30日、閉店する。

館内にはさまざまな欄間などがあり、意匠が目を引く

 約2600平方メートルの敷地に、国と県の登録有形文化財に指定されている日本館や洋館、土蔵などがある同店。1895(明治28)年に建造され、1934(昭和9)年に増築した旧高谷家別邸を現在は日本料理店「奥膳懐石 翠明荘」として、中華料理店「チャイナダイニング ベア」として、「ムジコ・クリエイト」(和泉、TEL 0172-28-2727)が運営している。

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 閉店は9月17日に発表した。閉店理由について、同社は「新型コロナウイルスの影響で4月から長期休業となり、再開は困難と判断したため」と発表している。敷地内の洋館にある美容室「Vintage premium」(TEL 0172-35-1214)は営業を続ける。

 営業最終日となる30日は、施設内の一部を一般公開する。「ムジコ・クリエイト」営業企画部の小笠原舞さんは「休業のまま閉店するのは申し訳なく、飲食の提供はできませんが、今回は中までご覧いただき、地域の人たちへの感謝の意を込めたい」と話す。

 公開は入場制限を行い、10時に入り口で整理券を配布する。入場は10分刻みで11時~15時に受け入れる。感染対策として、見学者には入館時に検温や連絡先の記入などを求める。施設内の撮影は自由。

 小笠原さんは「閉店後の建物の利用はまだ決まっていない。活用方法を探る上でも、感染対策をしてぜひ多くの人たちに来ていただきたい」と呼び掛ける。