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県外移動解禁、弘前の観光施設は対応さまざま 検温や休業延長も

天井に設置したAIカメラと赤外線センサーで一度に20人を検温するという

天井に設置したAIカメラと赤外線センサーで一度に20人を検温するという

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 6月19日から都道府県境を越える移動自粛が解禁され、弘前周辺の観光施設ではそれぞれの対策を取っている。

赤外線サーモグラフィーによって色温度表示する

 「津軽藩ねぷた村」(弘前市亀甲町、TEL 0172-39-1511)では有料エリアを4月20日から休業していたが、6月1日から全面的に営業を再開。AIカメラを用いて顔を認識し、一度に最大20人の体温を検知する非接触型体温検知システムを県内観光施設としては初めて導入するなど感染症対策を整えた。

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 津軽藩ねぷた村の檜山和大さんによると、津軽三味線の生演奏は現在も見送っているが、過去の映像を上映するなど通常とは違う試みをしているという。檜山さんは「県外移動の自粛が解除されたとはいえ、すぐに観光客が戻ってくるとは考えていない。万全の体制でお待ちするしかない」と話す。

 弘前市りんご公園は4月20日から閉鎖していたが、5月18日から開園した。公園を管理する弘前観光コンベンション協会の大瀬和臣さんは「自粛の反動からか、6月最初の週末は昨年より約2倍の人出があった。県外の来園者は1割程度、翌週末も県外来園者は変わらずあった」と話す。

 園内にある観光施設「りんごの家」の軽食喫茶コーナーは現在も休業中で、再開は7月1日を予定している。スタッフのマスク着用や飛沫予防シートを設置するなど安全対策を講じているが、大瀬さんは「県外からのお客さまだとスタッフの間でも抵抗感があるようだ。平時の気持ちに戻るにはまだ難しそうだ」と話す。

 「立佞武多の館」(五所川原市大町、TEL 0173-38-3232)は5月25日から営業を再開したが、営業時間は現在も短縮している。入館者は通常のわずか1割で、地元住民が子どもを連れて来館する姿がある程度という。担当者は「県外からの来館が戻ってくるにはまだ時間が掛かりそう。先行きが見えないことが一番の不安」と話す。