弘前の喫茶店「Luana cafe Do」(弘前市北川端町、TEL 0172-35-4094)が4月4日、移転オープンした。
弘前パークホテル(土手町)2階で1983(昭和58)年から続き、現在は川嶋幸子さんと長男・景介さんの親子2人で経営していた同店。弘南鉄道中央弘前駅近くの雑居ビル2階に移転し、店名に「Luana(ハワイの言葉で「幸せの場所」という意味)」を付け、店のイメージをハワイ風に変更した。
移転のきっかけは同雑居ビル3階で英会話教室「キンバリーイングリッシュスクール」を経営する長女・藤崎秋子さんからの誘いだという。景介さんは「妹から2階のテナントが空いたことを知り、弘前れんが倉庫美術館が開館するなどのタイミングに合わせ、移転を決意した」と話す。
店づくりには藤崎さんも参加した。店内には藤崎さんがイメージするハワイの写真を飾り、カウンターにはアランアラン風に作った屋根を設置。「ハワイが好きで年に何回かはハワイに行っている。弘前に居ながらハワイを感じることが少ないため、ハワイを感じられる店にしたかった」と藤崎さん。
55型のスクリーンを2台設置したのは景介さんのアイデア。スポーツ観戦などのパブリックビューイングを今後展開するため。景介さんは「以前の店ではできなかったことを新しい店で取り入れたかった」と笑顔を見せる。店舗面積は15坪、客席数は24席。
メニューはハンバーグ定食(900円)、生姜焼き定食(930円)、ドイツソーセージ定食(920円)、カレーライス(700円)といった以前の店で提供していたものや、新しく「ハンバーガー/ポテト付き」(600円)、ロコモコ丼(980円)、ポキ丼(1,200円)、アサイーボウル(650円)といったハワイ風メニューを取り入れた。テークアウトにも対応し、以前の店で好評だったコーヒー(400円)11杯分を無期限で飲める「コーヒーチケット」(3,182円、価格は全て税別)を販売する。
景介さんは「常連客の中には店のイメージチェンジに驚く人もいるが、料理は変えずに店をやっているのは母と私の2人。まだ新しい店の勝手に慣れないが、10年、20年と続けられるような店にしていきたい」と意欲を見せる。新型コロナウイルス感染予防策として、店内出入口に消毒液を常備する。
営業時間は8時~22時(現在は20時まで。緊急事態宣言に伴う休業要請により変動する場合あり)