食べる 暮らす・働く

弘前にピザレストラン「ピッツェリア ミーア」 東京出身Iターン店主が出店

店主の毛利京平さん(左から3番目)と「ピッツェリア ミーア」スタッフ

店主の毛利京平さん(左から3番目)と「ピッツェリア ミーア」スタッフ

  • 821

  •  

 ピザレストラン「ピッツェリア ミーア」(TEL 0172-88-5428)が4月7日、弘前市代官町にオープンした。

本日のピッツアと前菜のセット

[広告]

 リンゴの木のまきで焼くまき窯ピザや自家焙煎(ばいせん)コーヒー、ワインなどを提供する同店。店主の毛利京平さんは東京出身。3月15日に閉店した「ピッツェリア ダ サスィーノ」(土手町)でこれまで働いていた。「24歳の時に初めて弘前を訪れた。四季の魅力や食材のおいしさに心打たれ、弘前での独立を考えていた」と明かす。

 毛利さんは料理人になることを目標に、大学を中退し、都内の飲食店やホテルで経験を積んだ。「お客さまから『おいしかった』とお礼を言われたが、返す言葉が無くて悔しい思いをした。以来、料理を深く知るため、生産者に話を聞いたり生産現場を見たりすることを心掛けるようになった」と毛利さん。

 弘前を訪れたのは、「オステリア エノテカ ダ サスィーノ」(本町)の笹森通彰さんの下で働きたかったためという。「3回断られたが、ピザを焼ける経験から『ピッツェリア ダ サスィーノ』の立ち上げスタッフとして雇っていただいた」と振り返る。

 2014(平成26)年に毛利さんは一度弘前を離れた際、独立の準備をしていたという。イタリアやフランスで修業し、帰国後はフランス料理店「カンテサンス」(東京都品川区)で勤務。2019(平成31)年に弘前に戻り、「ピッツェリア ダ サスィーノ」閉店まで働いた。「閉店は当時すでに決まっていた。立ち上げメンバーとして最後までいたかった」と毛利さん。

 弘前での出店について、毛利さんは「東京はピザ専門店が飽和状態。人口から考えて弘前はまだチャンスがある。食材の良さを生かして東京の専門店を超える店を作りたい」と意気込む。

 店名はイタリア語で「私のピザ屋さん」を意味する。スタッフ一人一人が店主である接客意識を持って働き、弘前の人たちにも愛されるような店にしたいとの思いを込めた。

 店舗面積は約30坪。席数は40席。店内はカフェスペースとバーカウンターを備えるほか、ワインセラーやガラスで仕切ったチーズ工房も併設する。ピザは「ピッツェリア ダ サスィーノ」で使っていたイタリア産の石窯(いしがま)で焼く。壁はレンガ造りにこだわり、テーブルは50年前の足場板を使い、毛利さん自ら作ったという。

 メニューはピザ(900円~)やパスタ(900円~)のほか、「りんごの薪の薫製ナッツ」(500円)、「いろいろお野菜のピクルス」(700円)など。自家製焙煎コーヒー豆を使った「本日のドリップコーヒー」(400円)、ソフトドリンク(400円~)、コップワイン(500円~)などのドリンクメニューも用意する。ランチタイム(11時30分~14時)は「本日のピッツア」「本日のパスタ」(以上1,200円)を提供する。

 総菜メニューにも力を入れる。ピザのテークアウトに対応するほか、自家製の「食べるタバスコ」(1,000円)、牛ホホ肉の赤ワイン煮込み(小=1,100円、大=2,200円)、半熟卵のピクルス(600円)ふきのとうのオイル(小=500円、大=1,000円)などのテークアウトメニューをそろえる。今後は冷凍ピザの販売も考えているという。「当店のテークアウトメニューでコース料理が自宅で楽しめるようなラインアップにした」と毛利さん。

 貸し切りイベントや店内に託児所設置、コーヒーのサブスクリプションなど今後の展開の夢を語る毛利さん。「無くてはならない場所と地元の人に思ってもらえるよう、レストランの新しい在り方を提案できたら」と意欲を見せる。

営業時間は8時~23時(当面の間は18時まで)。

弘前経済新聞VOTE

「すじこ納豆」を食べますか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース