青森・弘前を舞台にした漫画「ふらいんぐうぃっち」(講談社)の第8巻が8月9日、発売される。
15歳で魔女修行中の木幡真琴が居候先の親せきたちと過ごす日常を描いた同作。2012(平成24)年9月から「別冊少年マガジン」(講談社)で隔月連載が始まり、2016年(平成28)にアニメ化した。原作者は弘前在住の漫画家・石塚千尋さん。
同作は劇中に弘前が登場することが特徴で、ファンたちの間では場所の特定や「聖地巡礼」を目的とした観光が行われ、弘前に通う県外ファンも多い。8巻においても石塚さんが自身のツイッターで表紙イラストを7月20日に発表したところ、すでにファンたちの間で作画の元となった場所が特定されている。
今作ではドラマCD付きの特装版を販売する。石塚さんによると、アニメ版で木幡茜の声役を演じた葵井歌菜さんの発案で、スタッフらが再集結してアニメの世界観を実現したという。CDのパッケージと盤面のイラストは石塚さんが担当した。再生時間は約27分。
石塚さんは「今回は弘前から飛び出て、市外や県外などいろんな所を描いている。今までとは違う雰囲気になっている。初のドラマCD付きもあり、いつよりたくさんの人が関わってくれた大事な一冊になった。売り上げの一部は、京都アニメーションへ寄付する」と話している。
価格は、通常版=450円、特装版=1,800円。