青森・鯵ヶ沢にある菜の花畑が現在、満開の見頃を迎え、見物客でにぎわいを見せている。
約15ヘクタールの菜の花を栽培している同畑。菜の花は5月中旬から開花の見頃を迎え、津軽富士「岩木山」と一緒に写真が撮られることから、訪れる見物客が年々増えている。
同畑所有者の八木田正勝さんによると、菜の花栽培は約20年前の始めた当初は50アールの広さだったという。「9月に種をまき、11月下旬から3月いっぱいは雪の下にある。手間があまり掛からない作物のため、農家としてはありがたく少しずつ広げていったところ、写真を撮っていく人が増え始めた」と話す。
品種はキザキノナタネで、菜の花が本州一の面積を誇る青森県横浜町と同じ品種という。最近では県外から訪れる見物客もあり、週末や祝日になると車で訪れる人が多いという。
八木田さんは「ドローン撮影はご遠慮いただいている。個人の農地で観光地ではないので、個々がマナーを守り、心が洗われるような岩木山と黄色のじゅうたんの共演を楽しんでいただければ」と呼び掛ける。
花の見頃は5月下旬まで続くという。