弘前在住の会社員が5月8日、ツイッターに投稿した弘前での強風被害の写真がネット利用者の話題を集めている。
写真を投稿したツイッターアカウント「せぇちゃん」さんは、弘前在住の20代女性。ミッフィーのバルーン人形が風によって飛ばされている様子を写した写真と共に「強風でミッフィーさん全員倒れてる、やばい」(原文ママ)とツイートしたところ、3万以上のリツイートのほか、フェイスブックには約9万5000の「いいね」が寄せられた(以上、5月10日18時現在)。
気象庁発表によるこの日の弘前の最大瞬間風速は毎秒17.9メートル。平均風速は毎秒4.6メートルで今年一番の強さとなった。せぇちゃんさんは「8日17時20分頃、買い物途中に見つけた光景で『これはバズるぞ』と爆笑しながらシャッターを切った」と振り返る。
ネット上では「腹抱えて笑った」「やっぱりGWの疲れが出たのですかね」「全員同じ方向向いてるからなんかかわいいですね」(以上、原文ママ)などのコメントが寄せられたほか、映り込んでいる背景から「この写真だけで弘前市だとわかりました」とのコメントもあった。
せぇちゃんさんは「拡散がすさまじく、通知が止まらないのでオフにした。翌日の昼休みには1万リツイートを超え、夕方には2万になった。泣きながら残業している間に5万人から『いいね』をいただき、だんだん何がそんなに面白いのか分からなくなっている。それでもこういった話題で少しでも笑顔になれる人がいればうれしい」と笑顔を見せる。
強風になぎ倒されたミッフィー人形を展示していた、ミサワホーム弘前展示場(弘前市高田)のスタッフは「ミッフィーファンの皆さまには申し訳ございませんと謝りたい。8日は定休日で8体のミッフィー人形を別の場所に保管していたが、強風のため敷地内に飛ばされてしまった。今はしっかりと重石をつけて暴風対策もしている。強風に耐え抜く当社の建物と共にご覧いただければ」と話す。