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弘前の写真館「ハセガワ」、火災からのリニューアル 地中海の青を取り入れる

ミコノスブルーを取り入れた外観(写真提供:写真館ハセガワ)

ミコノスブルーを取り入れた外観(写真提供:写真館ハセガワ)

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 弘前の「写真館ハセガワ」(弘前市東長町、TEL 0172-32-3814)が3月16日、リニューアルオープンする。

店主の長谷川正之さん

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 1927(昭和2)年創業で現在は3代目の長谷川正之さんが店主を務める写真館。2018年1月18日に発生した火災により、仮設店舗による営業が続いていたが、スタジオを新築し、3月13日からプレオープンしていた。

 外観は白い外壁と青い窓枠。長谷川さんは「地中海にあるミコノス島の青をイメージしている。雪国・青森とは似つかわしくなく、逆にアイキャッチになるのでは」と笑顔を見せる。「周囲の石畳も実は同島をイメージしている。行ったことはないが」とも。

 新しくなったスタジオは2階建て。長谷川さんによると、「3階建てだった旧スタジオでは1階が受付で2階部分が撮影スペースだった。高齢者や妊婦から敬遠されていたことがあったため、リニューアルで1階に集約させた」という。

 長谷川さんは「新スタジオでは窓にもLEDライトを仕込み自然光と合わせられるような仕掛けや、書斎用の背景、色の異なる漆喰壁といったさまざまなシーンを撮影できる」と自信を見せる。駐車場は約50坪を増設。融雪設備を導入し、完成は4月19日を予定という。

 撮影料金は2種類以上で5,000円~。証明写真は通常=2,000円、アルバム料金は六切6面=5,000円、ヒンジ=5,000円、婚礼=7,500円など。プレオープン前から新スタジオでの撮影も始めており、相談にも対応している。

 「火事によって多くの人に心配を掛けてしまったが、1日でも早く新スタジオで再開することが何よりも恩返しだと思い、ようやく完成にこぎ着けた」と長谷川さん。「子どもも大人も幸せの記録となる写真をこれからも撮り続けていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は9時30分~18時。

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