工藤パン(青森市金沢)が青森県警察とタイアップした黒いメロンパン「わいはっ!ブラックメロンパン」が12月25日に発売された。
青森県警のシンボルマスコットキャラクター「アピーくん」が描かれているパッケージデザイン
工藤パンは青森県の製パン業者で、事故撲滅に協力する青森県警察とのタイアップは2弾目。ブラックココアパウダー入りのビスケット生地をのせ、皮にも生地にも自家製ルヴァン種を使う同商品。同社の「わいはっ!」メロンパンシリーズの第3弾になるという。
同社営業部長の山崎貴広さんは「『わいは』とは『あらまぁ』といった驚いた時にとっさに出る津軽弁で、通常のメロンパンより1.5倍も大きく直径は約14センチ。大きさとおいしさに驚いてほしかった」と話す。
メロンパンを黒くした理由について、山崎さんは「冬場に路面が凍結する『アイスバーン』より危険とされる『ブラックアイスバーン』に注意を喚起するため」と明かす。「1年越しの企画。パッケージには遊び心をちりばめ、ダジャレの意味も込めてやしの木なども描かれている」とも。
青森県警察の担当者は「夏場と冬場の運転は違う。今季はすでにブラックアイスバーンが原因と思われる事故が何件かあり、これから始まる冬本番に向けて安全運転に心掛けてほしい」と呼び掛ける。
メーカー希望価格は110円。青森県内のスーパーマーケット、コンビニエンスストア(ミニストップ、デイリーヤマザキ)、工藤パン取扱店などで販売する。