青森eスポーツプロジェクト「第2回青森ゲームトーナメント~Virtua Fighter 5 Final Showdown」が12月15日、ワークスペースSHIFT(弘前市百石町)で開催された。
コンピューターゲームの腕前を競うeスポーツの青森での普及や環境整備を目的としてスタートした同プロジェクト。主催はNPO法人あおもりIT活用サポートセンターで、ゲームトーナメントの開催は2回目。
競技種目は「Virtua Fighter 5 Final Showdown(バーチャファイター5 ファイナルショーダウン)」(セガゲームス)。3D対戦格闘ゲームの金字塔「バーチャファイター」シリーズの最新作で、発売から8年がたった現在でも各地で大会が行われるなど根強い人気がある。
開催には、弘前を中心に集まるゲームコミュニティー「遊部(あそぶ)」と県内のゲームセンターで遊んだ30~40代の「バーチャ勢」のコミュニティーなどが協力した。当日は青森を中心に東京、秋田、山形などから競技者と観戦者合わせて45人が参加。弘前出身で同シリーズの「カリスマ実況解説者」という、セクシー齋藤さんも駆け付け大会を盛り上げた。
競技の様子はインターネットでライブ配信も行い、視聴者からは「レベルが高い」「強い」などのコメントが寄せられた。競技は第一部のシングルトーナメント戦で28人が参加し、青森市のヤートンさんが優勝。第二部は3人チームの団体総当たり戦を行い、東京と青森の混合チーム・アイコさん、アルスさん、バルゴデミーラさんらが優勝を飾った。
主催者の大浦雅勝さんは「eスポーツ業界の発展のためには地方でもゲームを楽しむコミュニティーをつくることが大切。来年度には第3回のトーナメント開催も計画している」と意欲を見せる。