弘前のカフェ「ハチカフェ」(弘前市藤代)で11月13日、ラテアート世界チャンピオン・田中大介さんがゲストバリスタとしてカフェラテを提供した。
13日夜には経験者向けのラテアート教室を開いて、青森県内からバリスタらが集まった
田中さんは「2015 コーヒーフェスト ラテアート 世界選手権 シカゴ大会」で世界チャンピオンに輝いた経験を持ち、現在はラテアートコンテストの審査員や地方でセミナーなどを行い、カフェ経営のコンサルティングやラテアート教室なども開いている。
大阪に拠点を置く田中さんにとって青森は初めて。青森のバリスタ・対馬大輔さんを中心に企画した同イベントは、「青森にカフェ文化とラテアートを広めたい」という思いで田中さんに依頼したという。
同カフェでは14時~16時の2時間限定でカフェラテを提供。この日のためだけにブレンドしたという「津軽の晩秋」を使い、ラテアートを描いたカフェラテを作った。同カフェ店主の佐藤智子さんは「コーヒー豆の状態を確認して味を決め、エスプレッソマシンをたった30分で使いこなしていた。世界チャンピオンのレベルには本当に驚いた」と話す。
田中さんは14日16時から青森商工会議所(青森市新町)で「ワンランク上のコーヒーで集客につなげる方法」と題した講演をするほか、同日19時30分からダイワロイネットホテル青森(青森市新町)内にあるレストラン「UGUISU」で初級セミナーを行うほか、15日11時からはゲストバリスタとしてカフェラテを提供する。
田中さんは「明日以降も青森には滞在してカフェラテを提供したり、セミナーを開いたりしている。カフェラテは見て飲んでおいしい飲み物。青森の多くの人に来てもらいたい」と笑顔を見せる。