青森県立美術館(青森市安田)で11月10日、企画展「新海誠展『ほしのこえ』から『君の名は。』まで」が始まる。
津軽線が舞台のアニメ映画「雲のむこう、約束の場所」の背景画も展示する
2016年公開の長編アニメーション映画「君の名は。」で監督を務めた新海誠さんがこれまで手掛けたアニメ作品を紹介する同展。新海さんの映画監督デビュー15周年を記念し企画したもので、東北エリアでの開催は今回で2回目。
会場では、新海さんの6つの劇場公開作品から絵コンテや原画、背景画、設定資料のほか、世界観を体験できる模型作品など750点以上を紹介する。広報担当者は「東京の国立新美術館に次ぐ規模で地方では最大規模の展示」と話す。
新海さんの2作目で初の長編アニメ映画「雲のむこう、約束の場所」は青森が舞台。新海さん自身が学生時代に青森を一人旅していた際に印象に残ったというJR津軽線の施設や沿線の風景が劇中に登場する。
同展の音声ガイドナビゲーターは、「君の名は。」で主人公・立花瀧の声役を演じた俳優の神木隆之介さんが担当する(利用料=500円)。展示の最後には、「君の名は。」に登場する黒板もフォトスポットとして用意する。
開館時間は9時30分~17時(入場は30分前まで)。観覧料は、一般・大学生=1,600円、中・高生=1,200円、小学生=800円(前売り券・団体料金は200円引き)。12月9日まで。