青森県深浦町の深浦マグロ料理推進協議会が8月9日、天然本マグロを使用した新・ご当地みやげ「ザ・深浦マグロカレー」の販売を始めた。
深浦産マグロをもっと知ってほしいとの思いから開発した同商品。昨年6月に発売し、評判を呼んだ「深浦マグロステーキ丼(マグステ丼)」に続く第2弾商品となる。
青森県産のマグロといえば、大間のイメージが強いが、漁獲量では深浦町が県内最大の水揚げ量を誇る。同町で水揚げされるほとんどのマグロは、日本で消費されるマグロの中でも最高級とされる「クロマグロ」であり、大間で水揚げされるマグロと同種。深浦産のマグロはやや小ぶりだが、ほどよい脂ののり加減で味の良さに定評がある。
「深浦のマグロは爽やかで食べやすい。今後も発信を続け、町に多くの観光客を呼び込みたい」と同協議会の西崎朋会長は意気込みを見せる。
今回発売された「ザ・深浦マグロカレー」は、約60グラムの深浦産天然のクロマグロを具材に使う。通常のままでは香辛料がマグロの味とぶつかり、レトルト食品独特の薬品臭さを感じせることがあるが、本商品はカレールーのスパイシーさを若干控え、マグロ本来のおいしさが引き立っている。「『マグロは大間だけじゃない』を合言葉に、今後も新商品を開発し、ファン層を広げていきたい」とも。
価格は700円。