青森県弘前市で「第14回全国高校ファッションデザイン選手権大会」(ファッション甲子園2014)の最終審査会が行われた。
ファッション甲子園2014(1)優勝に選ばれた弘前実業高校の「branchial respiration」
同大会は、高校生たちによるファッションデザインコンテストの全国大会。今年は全国43都道府県から151校1839チームが参加。3547点の応募の中から1次審査で35作品を選出し、ファッションショー形式の最終審査会を行った。
今年優勝に選ばれたのは、弘前実業高校の「branchial respiration(魚のえら呼吸)」。同校は3年ぶり2度目の栄冠となった。作品のデザインとモデルを務めた高校3年生の葛西智子さんは、「魚が好きで内面の美しさも表現した」と解説。「最後まで名前が呼ばれなかったので、もう駄目なのかなと思った」と、涙ながらに語った。
審査発表の場で審査員のAKIさんは「今年は全体的にレベルが高かった」とコメントし、審査員長の大塚陽子さんは「細かいところまで繊細に作られた作品が多かった。コンテストとして順位を決めなければいけなかったが、ほとんど僅差だった」と総評した。
ファッション甲子園は来年も同市で開催する。作品の募集は2015年3月上旬から。