津軽伝来の枝豆「毛豆」の中から、最もおいしい「最強毛豆」を見つけ出す「最強毛豆決定戦‘14」が9月26日、津軽弘前屋台村かだれ横丁(弘前市百石町)で開催される。
毛豆は津軽地方の農家によって代々受け継がれている枝豆の一種。詳しいルーツなどはいまだ明らかになっていない。9月下旬ころから収穫が行われるため、夏の間に日差しを浴び、秋に厳しくなっていく昼夜の寒暖差が、毛に覆われたサヤの中に濃厚なうま味を閉じ込めていく。粒が大きくて甘みがあり、クリのような風味も楽しめるため、津軽地方では「枝豆といえば毛豆」と言われるほど親しまれている。家々で古くからそれぞれ受け継がれていることから、生産する農家によって味わいが異なるという。
昨年トップに輝いた毛豆や農家が自信を持って栽培した毛豆を集め、審査員たちが食べ比べて2014年の「最強毛豆」を選定する。今年はさらに一般参加者も審査に加える。同コンテストを主催する青森毛豆研究会の千葉優子さんは、「このイベントを機に、まだ毛豆を知らない方や興味のある人にも青森の毛豆のおいしさや魅力を伝えていきたい」と話す。
開催時間は19時から。一般参加者の応募は青森毛豆研究会のホームページから。定員となり次第締め切る。