弘前駅近くに「和食処むらさわ」(弘前市駅前町、TEL 0172-88-7269)がオープンして1カ月がたった。
地産地消と手作りにこだわった日本料理を提供する同店。店主の村上淳さんは埼玉・秩父出身で東京・銀座や赤坂の日本料理店などで経験を積み、結婚を機に2014年に弘前へ移住。7月20日に「虹のマート」隣にあった喫茶店「カフェ・サンマリノ」の跡地にオープンした。
村上さんは「青森には珍しい食材があり、海産物は新鮮で安く仕入れられることが魅力」と話す。東北地方の食材や器を中心に扱い、農家から直接買い付ける農産物や水揚げされたばかりの海産物などを使い料理を提供する。
店舗面積は11坪、客席数は14席。店内には「自然木工房 野この木」(百沢)の木工品や村上さんの祖父が使っていたという包丁の研ぎ棒を置く。村上さんによると、オープンに合わせて両親が秩父から持って来たもので験担ぎに展示しているという。
ランチタイムのメニューは日替わり膳(1,200円、平日のみ)、鯛茶漬け(1,500円)、旬の素材で作る9つの小鉢料理「彩り御膳」(1,800円)。ディナータイムは、夜の会席料理(3,500円、5,000円、要予約)、生ビールセット(1,200円)、利き酒セット(1,500円)など。日本酒は「今月のおすすめ」を用意。村上さんが直接酒蔵から買い付けているという。
オープンして1カ月がたち、村上さんは「地元の人たちに何度も使ってもらえるような店にしたいと考えている。料理に喜んでもらえるリピーターも現れ、城下町・弘前の日本料理店として続けていければ」と笑顔を見せる。
営業時間は11時~14時30分、17時30分~21時(ラストオーダーは30分前)。月曜、第1・3火曜定休。