青森の天空村(黒石市豊岡)で手しごとアート展「こでんてん2014」が7月19日・20日に開催される。
今年で4回目となる同アート展。全国から40組の作家が集まり、陶・布・木・ガラスといった工芸品やアート作品を販売する。シリコンクリームのパーツをデコレートするスイーツデコ体験やツバキの花のアップリケで作るランチョンマットなど、子供から大人まで楽しめる8つのワークショップも開く。飲食店11店舗も出店予定。
「こでんてんは黒石市内にあるこみせ通り、伝承工芸館(黒石市袋富山)、天空村の頭文字から名付けたイベント。19日から伝承工芸館に隣接するこけし館では『ポケットこけしパーク』が始まり、20日は『クラシックカークラブ青森ミーティングinこみせ』もあるので、黒石市全体で盛り上がれるようなイベントにしたい」と話すのは、同イベント実行委員会の土屋美奈さん。
会場となる天空村は黒石市の中心市街地から東にあり、土屋さんの父親に当たる今井理桂さんの陶芸工房烏城焼(うじょうやき)がある。もやがかかると雲の上にいるような雰囲気となり、岩木山を一望できることから天空村と名付けられた。
今井さんは全国各地で陶芸を学び、同市で始めた「つがる烏城焼」の創業者。現在、日本一の登り窯を目指し、90メートルまで建設。本年度中には完成となる111メートルに到達する予定。
開催時間は7月19日=10時~17時、20日=10時~16時。勾配のある場所のため、敷地内を移動しやすいように無料のシャトルバスが運行する。