弘南鉄道(青森県平川市)が4月1日、開業90周年に合わせ「2018年弘南鉄道カレンダー」に掲載する写真の公募を始めた。
「四季折々の弘南鉄道」をテーマに、弘南線と大鰐線を走る現役車両および施設の写真を募集する。弘南鉄道では初の試みで、応募作品の中から13作品を選出し、最優秀賞作品は表紙、優秀賞12作品は各月の写真に採用する。
弘南鉄道では、冬の除雪車としてラッセル車が現役の作業車として使われているほか、東京急行電鉄から譲渡を受けた車両・東急7000系が現在も使われており、当時の東京の広告などがまだ車内に残っていることから、鉄道ファンたちの間では「青森にある東急線」として足しげく通う人もいる。
同社の船越信哉さんは「おかげさまで全国から写真を撮りに来てくれる方がいる。聞くところによると、撮った写真の多くは眠らせておく場合があり、もったいないと感じていた。ぜひこの機会に送ってほしい」と呼び掛ける。
カレンダーは中とじA4サイズ。選考結果の発表は、開業記念日の9月7日の予定。10月に東京日比谷公園で開催される鉄道の日イベント内で先行販売し、順次各駅などで販売する。
締め切りは6月30日。